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ご挨拶

一般社団法人火薬学会会長 三宅 淳巳

 このたび歴史ある火薬学会会長を拝命致しました。大変名誉なことであるとともにその重責に身の引き締まる思いであります。火薬学会のこれまでの発展は歴代の会長,副会長,理事はじめ先輩諸氏の業績の賜物であり,本会が更なる発展を遂げるべく,副会長,理事等の役員,事務局等,皆様のご協力を得て,使命を果たす所存です。

 本会は,1905年(明治38年),前身となる火兵学会の設立に端を発し,1939年(昭和14年)に火薬協会が設立されました。以後,1942年(昭和17年)に社団法人火薬協会,1946年(昭和21年)に社団法人工業火薬協会として認可され,1993年(平成5年)に社団法人火薬学会,2013年(平成25年)より一般社団法人火薬学会となって現在に至っております(学会HPより)。この間,我が国の発展とともに成長し,現在は約800人の社員を擁する学会となっております。必ずしも規模の大きい学会ではありませんが,火薬類ならびにその周辺領域の科学技術をカバーする専門家集団として存在感を示しております。

 火薬は適切に制御して取り扱うことにより通常の反応では実現できない高温,超高圧場を創生し,その性能を有効に利用することで推進,破壊,衝撃加工等,多くの技術開発を展開し,産業社会に貢献してきました。また,制御発破や海洋開発,ガス発生剤,新世代煙火等,新たな用途開発により,イノベーションを牽引してきました。イノベーションとは新たな価値の創出であり,そこにはチャレンジが伴います。チャレンジには常にリスクが伴うことから,対象の物質やシステムのリスクを適切に評価,管理することで制御可能となり,イノベーションを導きます。火薬類の特殊性を最大限活かし,更なるイノベーションに向けて学会活動を利用していただければ幸いに存じます。

 一方,学会も一つのシステムとしてイノベーションを進めるべく,今期の活動として以下の事項に取り組みたいと考えております。[1]学会活動の中心は学会誌の発行,研究発表会,部会活動であることから,STEM誌掲載論文や研究発表会の質的量的向上,情報交換の活性化に努め,学術活動の充実を図ります。学会規模は小粒でもピリリと角の立った組織として,特徴的で有意義な活動を展開できるよう努めます。STEM誌のインパクトファクターは当面の目標であった0.5を超えて2015年には0.636となりました。海外からの投稿も増加しており,益々の充実が期待されます。また,[2]学究活動と産業活動の連携強化により,イノベーションを期待できる魅力ある学会となるよう社員サービスの向上を図ります。そのために,研究発表会や部会活動を通じて新たな技術開発に向けた取り組みを支援し,特に若手技術者,研究者の双方向連携の推進を図ります。さらに,[3]学術活動の国際化を推進してグローバル新時代に備えるとともに,学会活動の本質を中長期的視点から見渡し,将来の発展の基盤となるよう人材育成を図りたいと存じます。2017年4月には大曲にて国際花火シンポジウムを,また同年11月には当学会主催の国際会議ISEM-2017を仙台にて開催予定ですので,国内外の多くの皆様のご参加をお待ちいたします。

 さて,東日本大震災より5年余が経ちましたが,復興はいまだ道半ばです。一方,世の中は2020年の東京オリンピック,パラリンピックに向けて50年前とは異なる夢と希望を描いています。超成熟社会における国家的施策や取り組みに学会としてどのように貢献し,何を求め獲得できるか等,学会の将来構想について皆様と考えていきたいと存じますので,社員の皆様の一層のご支援,ご協力と積極的なご提言をよろしくお願い申し上げます。

(2016年6月)

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