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会長就任の挨拶

一般社団法人火薬学会会長 堀 恵一

 火薬学会社員のみなさま,このたび会長職を拝命いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

 私が本学会に入会したのは1982年,文部科学省宇宙科学研究所(当時)岩間研究室に修士一年として配属された年でした。当時はまだ工業火薬協会という名称で,まさに産学が拮抗する状況であったと記憶します。しかしその後の国全体の長い経済の停滞により,企業は贅肉をそぎ落とし製品開発に直結する活動に専念するようになりました。この変化が一昨年の技術賞の変化につながりました。企業技術者のみなさまの意欲向上に寄与していれば幸いです。

  もちろん学会の変化はこれだけではありません。ここ数年で多くの改革がありました。先代会長三宅淳巳先生,先々代会長新井充先生たちの改革路線を継承していきたいと考えております。前期より産学連携を強化するため,副会長の一人に企業の方が入られています。この2期4年は,カヤクジャパン株式会社社長(当時)中野伸寿氏のお力添えがありました。氏の経営者としての視点はわれわれ学の人間にとって非常に新鮮で参考になりました。今期は旭化成株式会社前川尚司氏に副会長としてご助力をいただきます。前川氏とともに,産学連携の新しい形を見出していければと考えております。もう一人の副会長には学側から,慶應義塾大学松尾亜紀子氏にお願いしております。松尾先生には来年11月に開催される火薬学会主催の国際学会International Symposium on Energetic Materials and their Applications(ISEM)2021の実行委員長をはじめとし,火薬研究の興隆に向けて尽力いただければと思います。私も一緒に奮闘いたします。

 本稿を書いている現在,わが国は中国,韓国に続きCOVID-19の第1波が収束した段階です。欧米各国は第1波減速中,中南米・アフリカ諸国は依然として先が見えない状況です。おそらく今期はCOVID-19対応に追われる2年になることでしょう。正直,この未曾有の状況に対しては,ただただ目の前に現れる問題点に一つ一つ丁寧に対処していく以外ありません。願わくば,後年になってみなさまと「ああ,あの時は大変でしたね」と笑って振り返れるようになりたいと思います。

 来年7〜8月に東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。国全体があと一年一丸となれば,間違いなく成功するはずです。その余韻が冷めやらぬ東京でISEM2021も成功させたいと考えています。ISEMの成功は国際学界でのわれわれの存在意義を高めるために大いに役立ってくれるでしょうし,若い人たちは刺激を受けて目の色が変わるでしょう。そのためには社員のみなさまのご支援が欠かせません。どうぞよろしくお願いいたします。

 もちろんISEMの成功はわれわれの最終目標ではありません。あくまでも産学の緊密化が第一優先課題です。その結果として各機関での研究がより活性化され,まずは国内学会が,その先に国際学会の興隆があります。火薬学会誌Science and Technology of Energetic Materials(STEM)のインパクトファクターは向上し,火薬学会の国際的地位も上昇するでしょう。大風呂敷を広げるつもりはありませんが,一番の足許「産学連携の強化」のお題目で何ができるのか,みなさまと共に常々考え,行動したいと思います。

 1期2年,あっという間に過ぎるでしょう。のんびり構えることなく,みなさまと共に少しでも火薬学会の明るい未来に貢献したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(2020年6月)

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