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2008年度火薬学会賞

論文賞  丁大玉 君
「打ち揚げ煙火玉及び星の筒内外弾道の研究」

 丁君は永年にわたり煙火,火工品関連の研究に携わってきており, 特に煙火の運動に関する研究を精力的に進めてきた。 平成18年〜平成20年にかけて研究論文を6編報告しておりこの中で煙火関連は3報ある。 煙火玉の筒内筒外の運動を解析したものであり, 筒内圧力を測定することで玉にかかる力をもとめ運動解析し,内部弾道の解析精度をあげている。 玉の飛翔に関してはロケット等と同様の運動方程式をもちいて解析し煙火玉の飛翔状況を予測することを可能にしている。
 煙火玉の内部外部の飛翔に空力特性を取り入れ解析していることは,いままでに例があまりない。 煙火に流体力学の考えを取り入れたことは今後のこの種の解析の発展におおいに貢献するものと考えられる。 また,煙火玉の飛翔の観察から玉が回転していることに着目し, マグナスカの発生を解析に取り入れ飛翔状況を精度よく予測している。 飛翔特性が精度よく見積もれることは今後の落下を含めた安全基準に関連してくるものであり,論文賞に値する。

推薦論文

略歴

昭和62年9月 中国西安近代化学研究所 助手
平成3年12月華東工学院(現南京理工大学)大学院工学研究科エネルギー物質専修博士課程修了
平成3年12月南京理工大学 博士(工学)の学位取得 講師
平成7年3月法政大学工学部 吉田研究室外国人客員研究員
平成9年4月日本工機株式会社 研究開発部
平成17年4月足利工業大学機械工学科 助教授
平成19年4月足利工業大学機械工学科 准教授,現在に至る
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