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2008年度火薬学会賞

技術賞  宮田泰好 君
「テトラゾール系ガス発生剤に関する研究」

 自動車用エアバッグは事故時に搭乗者への衝撃を媛和するために開発されたものであり, これに使用されているインフレータは火薬類取締法上,適用除外であり世の中に広く普及している。 このインフレータに用いられるガス発生剤としては,開発当初はアジ化ソーダ系が主流であったが, その毒性が問題となり現在では非アジ化ソーダ系に置き換わっている。
 宮田泰好君は5,5-アゾビス-1H-テトラゾールや5-アミノ-1H-テトラゾールと各種酸化剤等からなる テトラゾール系ガス発生剤の燃焼特性を熱分析,燃焼速度,ガス分析,燃焼速度計算等の手法を用いて評価, 検討を行い,既存のテトラゾール系ガス発生剤との優位性を示した。この一連の研究の中で, 今後の新しいガス発生剤の開発に役立つものと思われる貴重なデータが示されている。特に, 酸化銅の機能・役割についての考察は,今後のガス発生剤の設計に対するひとつの指針となりうる可能性があり, 搭乗者の安全確保に貢献できるものと考えられる。従って,本研究は技術賞に値するものである。

推薦論文

略歴

平成11年3月 航空自衛官 任命
平成12年2月航空自衛隊 飛行開発実験団 勤務
平成13年4月防衛大学校 理工学研究科 前期課程 入校
平成15年3月航空自衛隊 飛行開発実験団 勤務
平成18年4月防衛大学校 理工学研究科 後期課程 入校
平成21年4月防衛省技術研究本部 航空装備研究所 配属
現在に至る
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