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爆発安全専門部会/過去の専門部会の記録

第2回(2006年度第2回)
爆発安全専門部会 議事録

日 時:2006年12月25日(金)14:30〜17:30
場 所:化成品会館3階第1会議室
出席者:新井(裕)、飯田、伊藤、岩崎、大石、大杉、加藤(久)、栗原、黒山、鈴木、瀧塚、 伊達、畑中、丸山、吉田、若林、和田

議事および議事概要
1.前回議事録の確認
 議事録案が修正なしで承認された。

2.学会規格の見直しに関する検討
・スケジュール
 学会規格改訂案を2008年3月頃までに作成し、2008年夏頃の発行を目指す。

・規格の名称
 これまでの名称付与の経緯を踏襲すると「火薬学会規格(VIII)」となるが、 通し番号には混乱が見られるので、通し番号無しで「火薬学会規格2008」とする。
 また、サブタイトルについては、現規格は「(感度試験法)」であるが、 威力その他の試験も含まれているため「(性能試験方法)」等を検討する。

・規格の位置づけ
 学会の規格として、より普遍的な定量的な規格とするよう努める。例えば、 落つい感度試験であれば、JISに基づく「級」による判定・表示は参考資料として掲載し、 50%爆点等の判定・表示を検討する。

・記述方法及び用語
 文部科学省の学術用語集、JISの記述方法等を参考に記述する。

・SI単位
 国際単位系(SI)を使用する。ただし、従来の単位の使用や併記について、 次回の部会でSI単位の資料を用意して検討する。

・国連試験
 国連のGHS及びTDGで規定されている試験法の収録を検討する。

・試験結果の規格への記載
 標準物質に関する試験結果で掲載可能なものがあれば、試験結果の例として記載する。 旧感度専門部会の感度データ集の利用を検討する。

・電気雷管の表記
 「6号電気雷管」はJISにも無いため、単に「電気雷管」の表記に改める。
 ただし、鋼管試験等、電気雷管の添装薬の種類や量、密度等が試験結果に影響を与える場合は、 結果の表示に電気雷管の種類を明示することを規定する。

・環境及び健康問題への配慮
 鉛や塩化ビニル等の環境または健康問題を生じる物質の使用については、 できる限り代替品を検討する。

・検討の順序
 最初に、既に旧爆発衝撃専門部会で検討が行われているES30番台及びES40番台の検討から開始する。 その後、ES10番台から、順次、検討する。

3.講演会・見学会の検討
・見学会
 来年度の見学会の候補について検討した。挙げられた候補地は以下の通り。
 1)苅田港の遺棄化学兵器処理施設、2)防衛庁下北試験場&六ヶ所村再処理工場、 3)地球シミュレータor東工大「TSUBAME」、4)発破現場(鳥形山、関東近辺)。
 次回の部会で、さらに候補地を挙げて、来年度の予定を仮決定する。

・講演会
 次回の話題提供は、防衛大の大野氏にお願いする。 次候補は、産総研の野外実験(矢臼別)速報とする。

4.話題提供
 野外実験(2006年8月、陸上自衛隊矢臼別演習場における不発弾処理対策に関する実験) の結果速報が産総研(飯田)から説明された。

以上

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