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2012年度 火薬学会 秋季研究発表会レビュー

総評

火薬学会西部支部長
九州工業大学
中村 英嗣

 火薬学会2012年度秋季研究発表講演会は、2012年11月15日(木),16日(金)の両日に,鹿児島市KKR敬天閣において開催された.本年度の研究発表の総数は50件,特別講演が1件で,参加者は名誉・永年会員3名,特別講演講師1名を含めて127名で,盛会の中で活発な議論が繰り広げられた。また,16日(金)の午後には日本の近代江歴史遺産を巡るエクスカーションも行われた。  
 研究発表の内容は,推進薬・発射薬に関するものが非常に多かった(発表件数20件)。次いで,衝撃波を含む爆薬・爆ごうに関するもの(14件),煙火(7件),燃焼・分解・環境安全(5件),その他(4件)であった。特別講演は「国立公園となった海底火山と資源」と題す鹿児島大学名誉教授の大木公彦氏の講演であった。また,新しい試みとして評価を希望する若手研究者の講演に対する表彰制度が採用され,懇親会に先立ち表彰式が行われた。運営上では,講演が2会場で行われたために他会場が聴講できなかったこと,B会場の座席数が少なかったことなど,改善の余地があった。  
 懇親会は講演会場をセットしなおして行われ,出席者は88名であった。新井会長の挨拶,西部支部橘幹事の乾杯の後に宴が始まり薩摩料理に舌鼓をうった。恒例の福引きも永石支部幹事の司会で充分楽しみながら行われ,盛況のうちに閉会した。  

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