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2007年度 火薬学会秋季大会レビュー

総評

火薬学会西部支部長   中村英嗣

 火薬学会 2007 年秋季研究講演会は、2007 年 10 月 11 日 (木) および 12 日 (金) に北九州市の北九州テクノセンターで開催された。本年度の研究発表の総数は 50 件で、特別講演が 1 件であった。同時期に開催されたその他の国際学会との関係で減少が懸念されたが例年とほぼ同数であった。参加者は手束永年会員を含めて 86 名で、例年に比較して減少が目立った。

 研究発表の内容は、発射薬・推進薬 (発表件数 14 件) 、次いで衝撃波を含む爆薬・爆ごう (発表件数 10 件) に関するもの、火工品・煙火 (発表件数 8 件) 、爆発加工 (発表件数 6 件) 、環境・安全 (発表件数 5 件) 、合成 (発表件数 5 件) 、その他 (発表件数 2 件) であった。特別講演は、福岡大学資源循環・環境制御システム研究所長の中野勝之先生の「持続可能な未来に向けた福岡大学の取組み」と題するものであった。

 懇親会は北九州テクノセンター内のレストラン「味工房かず」で行われ、参加者は 76 名 (その他、アルバイト学生 11 名) であった。小川会長の挨拶、手束永年会員の乾杯の後に北九州の料理に舌鼓みを打った。恒例の福引も永石支部幹事の司会で行われ、十分楽しみながら盛況のうちに閉会となった。

 今年度の大会は同時期に開催されたその他の国際学会の影響か、例年より参加者が少なかった点で問題があり、事前の取り組みが足りなかったことが反省される。

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