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2006年度 火薬学会春季大会レビュー

総評

年会委員長 日本工機(株) 加藤幸夫

火薬学会第65回通常総会並びに2006年度年会(春季研究発表会)は5月11,12日の両日に亘って,江戸川区総合区民ホールにて開催されました。当会場は都営新宿線駅前とあってアクセスには非常に便利でまた会場は大から小まで応変に対応できるばかりか講演会には最適な階段ホールがあり,学会を開催するには打って付けの会場である。研究発表会は次のセッションに分かれ,計78件の貴重なご発表がありました。各セッションの詳細につきましてはセッションレビューを参照していただければと思います。

1)燃焼・分解・反応(T),(U),(V)…15件200分
2)煙火(T),(U)…9件110分
3)爆発・衝撃・加工(T),(U),(V)…15件195分
4)特別講演(T),(U)2件100分
5)火工品…4件50分
6)安全・環境…7件100分
7)発破…4件55分
8)エネルギー物質・爆薬…9件120分
9)プロペラント(T),(U)…10件145分
10)火薬学会賞受賞講演…3件60分

特別講演は京都大学・前教授による「マイクロリアクターを利用した安全且つ厳密な物質製造法」と題して,火薬業界での安全製造に寄与する技術についての講演を頂戴し,一方,宇都宮大学・中井名誉教授からは「爆縮実験における爆発事故の教訓」と題して,爆発事故の概況とその後の原因究明と民事訴訟に至った内容についての話を頂いた。懇親会は,同ホール2F・福寿にて実施され2百数十名の参加を得た。始めに幹事会社の挨拶に続き,小川学会長の挨拶,吉田足利大学長の乾杯の音頭と共に開催された。この中で,小川学会長は火薬学会の各専門部会の見直し結果についての説明があり,集約するもの,休止するものの他,新たに時代に即した新規部会として,爆発物探知専門部会及びガスデトネーション専門部会,爆発加工専門部会,エアバッグ専門部会が発足した旨の説明があった。火薬学会専門部会の活動が停滞気味であったが,その要因の一つであった掛持委員を少なくし,活発な部会運営を期待すると共に火薬学会の裾野拡大に繋がればとの思いがある。

例年,本年会懇親会ではアトラクション等を催していたが,料理・アルコールがやや不足気味であったことを勘案して,本年は親睦を図る時間を十分に取り,限られた発表時間内では十分なディスカッションもできないであろうと本来の親睦に徹することが出来るよう時間配慮した。

最後になりますが,2006年度火薬学会年会が発表会・懇親会とも盛会裡に無事終了しましたことは,小川学会長をはじめとする学会関係者のご指導並びにご尽力と,ご出席いただいた多数の会員方々の協力によるものと,心より御礼申し上げます。

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