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2003年度火薬学会春季大会レビュー

総評
年会委員長 日本化薬(株)火薬事業部 坂井春

火薬学会第62回通常総会並びに2003年度春季研究発表講演会が5月15,16日の両日にわたって,学術総合センター一橋記念講堂(東京都千代田区)で約220名の参加のもと,盛大に開催されました。

研究発表は,「爆発・衝撃・加工」「プロペラント」「燃焼・分解・反応」「発破・その他」「煙火」「火工品・その他」「エネルギー物質・爆薬」の各分野から総数58件の発表があり,受賞講演は3題,オーガナイズドセッションは「エネルギー物質の新展開」について2題の講演がありました。いずれの発表,講演においても活発な討論と議論が展開されました。今後,継続的に各々の研究の更なる進展が期待されます。

特別講演(1)は,産経新聞客員論説委員の五十畑 隆氏から「小泉内閣と日本経済のゆくえ」という題で講演いただき,そのなかで今日の低迷する日本経済を打破していくためには,学会並びに産業界が研究開発と技術開発を積極的に進めていくことが不可欠であることを力説されました。また,特別講演(2)は,東京大学工学系研究科化学システム工学専攻の堤 敦司先生から「コプロダクションによる新産業創生」という題で講演いただき,「コプロダクションシステムはエネルギー・物質生産プロセスを根本的にクリーン化・省エネ化することによるエネルギー問題と環境問題の同時解決を目的とし,新しいエネルギー市場の創生,新規産業の創出を期待することが出来る」と結論づけられました。

通常総会では平成15年度の事業計画並びに収支予算案をはじめとした議案が審議され,全会一致で承認されました。また,永年会員として安部隆幸,城田賢正,丸井康盛の3氏が推薦され,決定いたしました。報告事項としては細則の変更や平成14年度火薬学会賞受賞者選考結果が報告され了承されました。

懇親会は場所を学士会館に移し,多数の先輩諸氏ご出席のもと激励と親睦と情報交換が恒例のビンゴゲームをはさんで和やかに盛会に開かれました。

末尾になりますが,田村会長をはじめ学会の方々の絶大なるご指導と本大会にご参加いただいた会員の皆様方のご協力により,本大会が無事終了できましたことを感謝申し上げ,総評といたします。

以上

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