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2002年度火薬学会秋季大会レビュー

総評

火薬学会西部支部 長九州工業大学工学部
中村英嗣

 火薬学会2002年度秋季研究発表講演会は10月24日(木),25日(金)の両日に,北九州市戸畑区の北九州テクノセンターにおいて開催された。本年度の研究発表の総数は43件,火薬学会賞受賞講演3件,特別講演が1件で,昨年と同件数で盛況であった。参加者は手塚,横川両永年会員を含めて114名であった。
 研究発表の内容は,衝撃波を含む爆薬・爆ごう(発表件数15件)に関するものが多く,次いで推進薬・発射薬(6件),火工品・煙火(5件),感度(6件),爆発加工(6件),燃焼・分解(3件),合成(3件),測定法(2件),であった。特別講演は「ワインの涙」と題するもので,高速現象ではないものの平衡と速度の問題が絡み合うと面白い現象が生ずることなど,火薬の現象と相通ずるものがあり,興味深かった。例年とは異なって,講演が一部2会場で行われたために他会場が聴講できなかったこと,B会場が狭すぎたことなどの不手際は改善の余地がある。また,最近の発射薬,ガス発生剤,火工品関係の事故に関連して感度や燃焼・分解の講演も目立ち,今後もこの方面の研究が系統的に行われることが望まれる。
 懇親会は会場内のテクノポップで行われ,出席者は88名であった。田村会長の挨拶,乾杯の後に宴が始まり,恒例の福引きも永石支部幹事の司会で行われ,充分楽しみながら盛況のうちに閉会となった。本大会を盛り上げて頂いた研究発表者ほか関係各位のご支援とご協力に対して厚く御礼申し上げます。

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